ブナの巨木・鍋倉山と野沢温泉
05月31日
6/10〜11ブナの巨木・鍋倉山と野沢温泉。
6月上旬といえば、普通はもう初夏のイメージ。でも、ここには積雪1m以上の、歩きやすい締まった残雪がずっと続いています。そう、初夏なのにまだ雪の上を歩くのです。これが第一の不思議。
さらに上を見上げれば、芽吹いたばかりの、まさに萌えるようなブナの新緑。明るい萌黄色と、足元の雪との、珍しいコントラスト。これが第二の不思議。
そして、メインは巨木のブナたち・・・そして、雪が融けた地面に顔を出す、「春の妖精」と呼ばれる花たち。
それでは、鍋倉山と野沢温泉のブナたちについて、ご紹介しましょう。
まず鍋倉山。ここには「巨木の谷」と呼ばれるエリアがあります。その名の通り、樹齢300年を越えるブナの巨木が160本あまりも並ぶ姿は壮観です。とくに今年は笹ヤブがまだ残雪に覆われているため、とてもすっきりした美しい新緑の森になっているはずです。この光景は、今年のような多雪年でないと、めったに見られません。
なかでも圧巻は、「森太郎」「森姫」と名づけられた、樹齢500〜600年と推定される森の主のようなブナ。戦国時代からこの地にずっと根を下ろしてきたブナたちは、その間の人々の営みを、どう見ているのでしょうか?
そして野沢温泉・上ノ平には、「巣場ノ沢」と呼ばれるエリアがあります。将軍に献上する鷹を育てるため、不伐の森とされてきた一帯です。ここのブナたちもすごい。少し知られてきた鍋倉山にくらべて、ほぼ人と会うことがないのも特徴です。
これらのブナたちは、長年の大量の落ち葉や倒木によってふかふかの土壌を作り、そこに水を貯め、里に豊かな恵みをもたらしてきました。豊富な湧き水は田畑を潤し、また腐葉土は畑に運ばれて良質の肥料にされました。この地方では、「ブナ一本で一反分の多をうるおす」という言い伝えがあります。そしてさらに地中深く潜った水は、地球のマグマに温められ、豊富なミネラルを溶かした温泉として地表に湧き出しています。
野沢温泉は、温泉饅頭の湯気が似合う、風情ある温泉街。村内のあちこちから温泉が湧き出し(掘削は一つもありません)、村内13箇所の無料共同浴場も、すべて源泉が違います。なかでも宿泊する野沢温泉ホテルの泉質は非常に良く、瑠璃色(日によっては乳白色)で湯ノ花の多い、いかにも温泉らしい温泉です。もちろん源泉100%掛け流しで、高温の源泉を水で埋めないために、庭の池にホースをくぐらせて湯温を調整する気合の入れようです。
日曜の朝には、温泉街に地元の野菜や特産品、温泉饅頭、おやきなどが並ぶ朝市も楽しみです。
いろんな楽しみがいっぱい詰まった癒しの2日間。ガイドと一緒に歩いて、いろんな生きものどうしのつながりや、人と自然とのつながりを肌で感じてワクワクしませんか?
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