今の教育基本法の理念を、実現するのがいちばん
11月29日
教育基本法が、改悪されそうな雰囲気です。
私はこのことに、大きな危機感を持っています。
あえてここで改悪という表現を使うのは、今の教育基本法をじっくり読み込んでみたからです。
例えば、『11の約束』(ポプラ社)という本があります。
今の教育基本法を、かみくだいた言葉で書いた本です。
先日、友人からこの本を紹介されて、深い感銘を受けました。
子どもたちの未来にとって、何がいちばんいいのか、という観点から見れば、どう考えても(おそらく誰が見ても)、まっとうなことが書かれています。
そして、かつて国家が教育を統制したことによって、戦争まで突き進んでしまったことへの反省が、痛いほどよく表現されています。
ここには、人類普遍の哲学が書かれている、と言ってもいいかもしれません。
その基本法の、国家統制を抑制する部分を取り除いて、代わりに愛国心etc.を加える、というのは、
どう考えても子どもたちの未来のためというよりは、保守政治家のイデオロギーの実現を、国会で圧倒的多数を取っているこの機会にやってしまおうということにしか見えません。
対する民主党も、子どもたちの未来を思っての崇高な理念からではなく、反対すれば自民党が追い込まれるだろうぐらいの、政治力学だけで反対しているように思えてなりません。
政治家たちは、イデオロギーや政治力学で、子どもたちをもてあそばないでほしい。
今、子どもたちにとって何をすることが必要か・・を考えれば、急いで必要なことは、教育基本法をいじることではないのは明らかです。
政治家よりも国民の方が、そのことをずっとよくわかっていて、世論調査をすれば、緊急の課題として教育基本法を変えることをあげる人は、ごくわずか。
教育基本法を変えることが、安部首相の最重要課題だそうですが、もっとやるべくことがあるでしょう!というのが、ごく普通の感覚ではないかと思うのです。
政治で子どもたちをもてあそばないでほしい。切に思います。
木風舎日記
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