10・13~14 精進口1合目~黄金色の奥庭~富士山6合目
■講習番号 | 18221 | ■状況 | 終了しました |
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■日程 | 2018-10-13 ~ 2018-10-14 | ■開催地 | 山梨県 |
■対象 | ☆(初心者からどなたでも) | ■参加費(円) | 14000 |
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富士山の精進口1合目から6合目までを、1泊2日でゆっくり楽しみます。
精進口1合目って、聞いたこともない方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そこには、富士山随一と言っていい、本当に豊かな原生自然があります。
そして、ここはとても静かです。精進口1合目から奥庭荘までの間、人にはほとんど会わないのが普通です。
富士山は世界遺産でも文化遺産ですから、自然の方は今一つ・・と思ってらっしゃる方も多いかもしれません。
たしかに5合目から上は、それが言えるかも知れません。
でも、精進口1合目から奥庭を経て5合目までは、まさに自然の宝庫です。
精進口1合目は、青木ヶ原樹海のすぐ上。
樹海と同じトウヒやモミの森を抜け、ブナの森を通り、色づき始めたカエデを愛で、黄葉のカラマツ原生林を抜け、溶岩樹形に目を見張り、ふかふかの苔に覆われた神秘的な森に入り・・そして突然目の前に現れる、圧倒的な迫力の富士山。
ここから見る富士山は、鉄分を含んだ溶岩の色がはっきり分かる「赤富士」です。
さらに夕日に照らされると、これが富士山?!と思うほどの赤富士に染まります。
奥庭荘が、またいいです。「富士山の山小屋」のイメージをまったく覆す、静けさとおもてなし。食事もとても美味しい!
この時期、運が良ければ(かなりの確率で)近くで採れたマツタケがいただけます。
窓の外の水場には、鳥たちがかわるがわる水を浴びにやってきます。
そして周囲を取り囲む、庭園のような奥庭周遊路。
コメツガやカラマツの古木が地面を這い、溶岩台地がコケモモや地衣類で覆われる風景は、まさに日本庭園。
大迫力の富士山が黄金色のカラマツの向こうに広がり、一枚の絵のようです。
眼下には、河口湖・西湖・精進湖・本栖湖など、そして遠く南アルプス、八ヶ岳が望める日もあります。
運が良ければ雲海に沈み行く夕陽も望めます。
静かな奥庭荘で一夜を過ごし、翌日は「お中道」を通って、吉田口5合目へ。
「お中道」は、「天地の境コース」とも呼ばれ、富士山を信仰する人たちの間でも特別な聖域でした。
富士山誕生から、植物が懸命に再生してきた過程を、つぶさに見ることができます。
一瞬「人間界」に戻ったかのような吉田口5合目を過ぎて、この時期は富士登山者が居ない道を、展望の6合目まで歩きます。
6合目からは、今まで見えなかった山中湖や丹沢、箱根方面など、東側の眺望が大きく開けます。
吉田口5合目に戻って解散。ここから都心直通バスなど路線バスで下山できます。
富士山の、静かで自然が魅力的な部分だけをギュッと濃縮したこのコース。
2013年にテレビ朝日「大人の山歩き」最終回・前編で橋谷 晃がご紹介し、大反響を呼んだコースです。
知られざる富士山のもう一つの表情に、ゆっくり会いに行きませんか?
ガイド:橋谷 晃、橋谷水樹(ガイドは変更となる場合があります)
1日目:精進口1合目(鳴沢林道)~スバルライン3合目~奥庭荘(奥庭展望台)(歩程3時間45分、登り標高差850m)
2日目:奥庭荘~御庭~お中道~スバルライン5合目~6合目往復~スバルライン5合目(歩程3時間10分、登り標高差260m、下り標高差130m)
集合:10/13(土)9:33河口湖駅
解散:10/14(日)14時頃 スバルライン5合目