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「思いを馳せる」~withコロナ時代の中で~

新型コロナウィルス感染症の感染者数が、多くなってきています。
そんな中で私たち自然体験の事業者も、考えられる限りの感染拡大防止策を最大限実行しながら、慎重にじりじりと前に進んでいくしかない状況です。

感染拡大防止と、経済とのバランス、本当に難しいです。リスクは一つではなく、両側にありますので・・
日々「自分の行動は、これで正しいだろうか?」と自問自答しながら、誰も正解を持たない難しい舵取りを、悩みながら続けています。

立場上、「今年は紅葉が綺麗」など、自然の美しさを日々伝えています。
でも、出かけるどころではない医療従事者や福祉関係者の方がそれを見たら、果たしてどう感じられるだろうか・・
私の番組も、自然の美しさや楽しさを伝える映像を見ていただいて、果たしてそれはせめてひとときの癒しになるのか、あるいはやるせない気持ちにさせてしまうのか・・
悩みと迷いは尽きません。

そんな中で、一つ大切にしていることがあります。
思いを馳せる」こと。
職業や、地域や、コロナに対する温度差など、いろいろな違いに対して、もし自分がその立場だったらと、思いを馳せてみること。
これだけは大切にしたいと、強く思っています。

そんな中、小さな作品に出合いました。
横浜市が主催する「医療マンガ大賞」の入賞作品。
医療従事者と患者、医師と看護師、事務方など、立場の違う人のコミュニケーションや理解を深めてゆこうという趣旨の取り組みです。
3分くらいで読めるものですので、ぜひご覧ください。

https://iryo-manga.city.yokohama.lg.jp/comic/ep7/

https://iryo-manga.city.yokohama.lg.jp/comic/ep8/

ここまでやれば安心だと思える「環境」をつくること
そして、その状態を維持すること。
正直、泣きました。

感染拡大防止の、地味だけど最後の決め手は、やはり一人一人の小さな所作や行動にかかっていると思います。
ターゲットを作って「誰かのせい」にしたりせずに(やりきれない状況に、気持ちは分かりますが)、地味でも、飽きてきても、言いつくされていても、3密避けてマスク手指消毒、これを一人一人があらゆる場面で地道に続けること、そしてその環境をつくることが大切だと肝に銘じながら、日々仕事を続けています。

 (橋谷 晃)

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