9/19~23シルバーウィークには滞在型立山連峰があります
今年は9/19(土)~23(祝)にシルバーウィークと呼ばれる5連休があります。
そのときに企画しているのが北アルプス・立山連峰。
立山黒部アルペンルートで上がって、室堂ターミナルから歩いて30分の、らいちょう温泉・雷鳥荘に4泊する滞在型ですから、体力的に無理がありません。
もし5日間の中で疲れたら、今日は1日温泉と散策で骨休み、なんていう休養日を自主的につくるのも自由です。
また室堂ターミナルから30分ですから、お休みの都合に合わせて部分参加もできます。
3000m級の紅葉は、この時期から始まります。
ナナカマドやミネカエデの赤、ダケカンバなどの黄、そしてハイマツの緑。
高山特有の赤・黄・緑のコントラストが、室堂平からぐるりと見渡す立山連峰のカール地形に、美しいパッチワークを作ります。
高山の紅葉風景としては、日本を代表する立山、涸沢、千畳敷の三大カール地形の紅葉は、ぜひ見ておくべきだと思います。
普段は中旬の15日前後に連休になることが多いため、なかなかこの紅葉を見るチャンスがないのですが、今年は下旬の20日台に連休となるため、紅葉のピークに当たる確率が高くなります。
いつもと違う時期に加えて、5日間あるので通常の3日間の立山とは違う、「今年ならでは!」ということがまだまだあります。
まず初日は、黒部渓谷に沿った、黒部湖畔のブナとクロベ(ネズコ)の原生林を訪ねます。
黒部渓谷はもともと立山連峰と後立山連峰に挟まれた渓谷ですから、黒部ダムの建設までは、ほとんど人が入ることのない秘境でした。
長い年月にわたって人の斧が入ることを知らず、数百年生き続けた樹々たちが、そこに静かに息づいています。
樹齢800年とも言われる主のようなクロベ(ネズコ)の存在感は圧倒的です。
現在は歩きやすい遊歩道が整備されているのですが、ここを訪れる人はほとんどいない、静寂に包まれた森です。
「大人の山歩き」で初冬の姿を紹介したことがあるので、覚えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
さて室堂平に滞在期間中のトピックは、まず奥大日岳!
私、この山大好きなんですよ^^
静かで人が少なく、紅葉も展望も良く、日本海も見える、とても味わい深い山です。
いつもの年は3連休の最終日に、途中の室堂乗越まで行くのですが、今回は5連休ですから、奥大日岳まで往復します。
浄土山~雄山のゴールデンコースも、いつも通り行きます。
浄土山も大好きです。
この頃はチングルマの綿毛と、ウラシマツツジの紅葉が、光を透かして輝いて、いいコントラストをつくっているはずです。
浄土山頂から見える、山並みの数と雄大さは、立山連峰中随一だと思います。
浄土山~雄山の日がいちばん長いので、浄土山だけ登って雄山はパスするコースもつくります。そうすればかなりハードルは低くなると思いますので、のんびり派の方もぜひどうぞ^^
さて浄土山、雄山、別山を、立山三山と言います。
室堂滞在期間中に、残る一つの別山も、雷鳥坂経由で往復します。
つまり、もし天気が良ければ、立山三山すべてに登れる珍しいチャンスです。
さらに最終日は、日本有数の標高の高い湿原、弥陀ヶ原も訪れてみたいと思います。
「今年ならでは!」がいっぱいの、立山連峰5日間。
もちろんこの時期ですから、5日間好天が続く確率はあまり高くなく、雨の日が1日くらい混ざるのが普通かもしれません。
そんなときは「今日は休養日」と割り切って、温泉や室堂平散策でのんびり過ごすのも、滞在型の良さだと思います。
長く滞在すれば、好天に当たる確率もそれだけ高くなりますし^^
ちなみに次に9月が5連休になるのは、11年後の2026年だそうです。
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までどうぞ。
(画像は雷鳥荘さんからお借りしました)